ソースコードの解説などは後にして、まずはサンプルが実行できる事を確認しましょう。
ARToolKit NFTをインストールした場所にARToolKit NFTのソリューションファイルがあるので、それを実行します。 今回の環境の場合、C:\ARToolworks\ARToolKitNFT\VisualStudio\vs100\ARToolKit NFT.slnになります。
Visual Studioが起動したら下記のようになると思います。
ソリューションエクスプローラから、[exampleNFT0]を選択、[example0.c]を開きます。
このプロジェクトのみリビルドします。
[exampleNFT0]プロジェクトが選択されている事を確認してから、[ビルド]->[プロジェクトのみ]->[exampleNFT0のみをリビルド]としてください。
正常終了したら、bin\exampleNFT0_debug.exeができていると思います。
続いてこの実行ファイルをコマンドプロンプト上から実行します。
実行する前に、識別する画像を印刷します。
ARToolKit NFTをインストールしたフォルダ内のbin\Data\pinball\pinball.jpgの画像ファイルを印刷してください。画像は下記のようなものになります。
印刷したらコマンドプロンプトを起動して、次のコマンドcd c:\ARToolworks\ARToolKitNFT\binでディレクトリを移動します。
サンプルプログラムは下記の要領で起動できます。
exampleNFT0.exe [-full] <textracking config file> [video config parameters]
<textracking config file>は、bin/Data 配下にあるので、それを指定します。
では下記のコマンドで実行してください。
exampleNFT0.exe Data\pinball\pinball.dat
印刷した画像をカメラで撮影すれば、枠とキューブが重畳されて表示されます。
カメラキャリブレーションや画像サイズと印刷サイズの調整などをしていないので、かなり大雑把な表示になっていますが、とりあえず識別して表示されることをまで確認してください。
また、画像を識別しない場合は、照明をあかるくする、白い照明下に移動する、カメラを高解像度のモノにするなど試してください。
簡単に。