例として、このサイトの開発を行う環境を整える手順を説明。
この手順は既存のコードをこの環境に移行するために書いたものなので、あまり参考にはならないかも。
なお、このサイトは1.6.0系から継続して開発してアップデートしているので作り方や手順は古いのでご注意ください。
基本的には外部公開に使用しているサーバー、レンタルサーバーであったり、自社サーバーであったりすると思いますが、それと同一の設定にするように心がけてください。
今回は CORESERVER を使用する場合で構築していきます。
進め方は、CORESERVERにphpinfoを表示するスクリプトをアップロードして内容をチェック、同じようなphpinfoが表示されるようにすればOK。
とはいえ、完全に同じにはできないので、日本語処理の部分を重点的にみて修正します。
まず、デバックしやすいようにエラー表示を有効にします。
「Server Setup」→「Directives」→「Error Handling and Logging」
[display_errors]を[on]に変更、「date」内の[date.timezone]を[Asia/Tokyo]にしたら「Save Changes」
「Directives were saved, restart your PHP to apply this change」とでても気にせず、次の設定変更へ。
「Extentisons」を開くとずらーッとあるのですが、ひとつずつ見ていきます。
まず、[bz2]と[calendar]をリンクをクリックして[off]にします。
続いて、[gmp][imap][intl][mhash][mime_magic]を[off]
続いて、[xmlrpc]を[on]、[zip]を[off]
ここで一回、[Restart PHP]を押して、サーバーをリセット。
もう一回、このページにやってきて、細かい設定を修正します。
[mbstring]の[Directives]をクリックして、Directive変更画面へ。
[mbstring.detect_order]は[auto]、[mbstring.http_input]も[auto]。
[mbstring.internal_encoding]は[UTF-8]、[mbstring.language]を[Japanese]にしたら[Save Changes]
そうしてから、[Restart PHP]を押して、サーバーをリセット。
これで設定完了となります。
[memory_limit]は[90M]なのだけれど、今回は変更していない。というのもそれほどメモリを食わないから。
あと、エラーの表示レベルが違うのだけれど、そこもスルー。[safe_mode]も影響はないと思うのでここも無視。
実際にやっててここが問題になった場合は設定を変更すると良い。
このサイトは、http://sixwish.jp/ でアクセスできるサイトなので、Apacheの設定などを見直す必要があります。
というわけで、そのための準備を行います。
やることは、Eclipseのワークスペースの変更と、Apacheの設定変更です。
始める前に、このひとつ前のSectionで作成したサンプルプロジェクトを削除してしまってください。
また、Eclipseは閉じてください。
Eclipseのワークスペースの変更からはじめます。
Eclipseのショートカットを右クリックして「プロパティ」
リンク先を「C:\eclipse34_pdt\eclipse.exe -data c:\workspace_sixwish」とします。
Eclipseを起動してPHPのパースペティブに変更して、また閉じます。
Cドライブの直下にフォルダが作成されていると思うので、それを確認しておきます。
続いてApacheの設定変更ですが、これを行った後、プロジェクトの基礎部分を作るまでApacheは起動できない状態になるので注意してください。
では、「C:\Zend」→「Apache2」→「conf」とフォルダを辿ります。
[httpd.conf]というファイルがあるので、それをコピーしてバックアップとしておきましょう。
それから、[httpd.conf]をエディタで編集。
変更前 168: DocumentRoot "C:\Zend\Apache2/htdocs" 変更後 168: DocumentRoot "C:\workspace_sixwish\sixwish.jp\public_html"
変更前 192: <Directory "C:\Zend\Apache2/htdocs"> 変更後 192: <Directory "C:\workspace_sixwish\sixwish.jp\public_html">
変更前 211: AllowOverride None 変更後 211: AllowOverride All
編集したら保存します。
Eclipseを起動します。
「Section 2 Eclipse PDTのインストール」の内容に従って設定を変更します。
メニューから、新規にプロジェクトを作成します。[File]→[New]→[Project]と辿って以下のウィンドウを表示。PHP Projectを選択して「Next」
「Project name」に[sixwish.jp]と入力して、「Project Layout」を「Create separate folders for source files and public resources」にチェック。 横にある「Configure default...」をクリックします。
「Create separate folders for source files and public resources」にチェック。
[Default source folder name]に[webapps]と入力。
[Default public folder name]に[public_html]と入力、「OK」をクリックします。
戻ってきたら「Next」
Libraryタブをクリックして、Include Pathを追加します。
「Add External Source Folder...」をクリックします。
Cドライブ→Zend→ZendServer→share→ZendFrameworkとフォルダを開いてlibraryを選択します。
下図のようになったら「Next」
「Link Source...」を押してフォルダを追加する
「C\Zend\ZendServer\share\ZendFramework\library」を設定して、「Finish」
下図のようになったら「Finish」
こうなったところで、Apacheの再起動を行ってください。さらに、Zend Server の管理Webにアクセスして、「Restart PHP」を押してください。
これで開発が始められます。
Zend Frameworkのコードとかは次で説明。