前回、開発のための環境を構築し終わっているので、今回はサンプルプロジェクトを作成します。
新規にプロジェクトを作成、FLARToolKitに付属しているサンプルコードをコピーして実行するところから始まます。 その後、一つずつ何をやっているのか見ていきましょう。
新規にプロジェクトを作成します。
[ファイル]->[新規]->[ActionScript プロジェクト]
"プロジェクト名"にSimpleCube、"フォルダー"はC:\workspace_flartk\SimpleCubeと入力して[Next]。
この画面になったら、[プロジェクトの追加]ボタンをクリック。
FLARToolKitを選択して、[OK]
同じ手順を繰り返して FLARToolKit_PV3D も追加します。
下図のようになったら、[Finish]ボタンをクリック。
これで準備が整いました。あとはソースコードを書いていくだけです。
以降は下記の形式でソースコード解説を行います。
package { import flash.display.Sprite; public class SimpleCube extends Sprite { public function SimpleCube() { } } }
付属しているサンプルコードをコピーしてこのプロジェクトの基本コードとするための作業を行います
まず、このソースコードを消してしまって、FLARToolKit_2_5_2プロジェクトの[src]->[examples]内にある、FLARTK_Example_Single_SimpleCube_PV3D.asの内容をコピーして、SimpleCube.as にペーストします。
そのままだとエラーがでると思うので、数行編集します。
パッケージがデフォルトになるので、examples を削除。
*** 25,26 ****(編集前) ! packageexamples{ --- 25,26 ----(編集後) ! package {
ファイル名が変わるので、クラス名もそれに合わせて変更。
*** 59,60 ****(編集前) ! public classFLARTK_Example_Single_SimpleCube_PV3Dextends Sprite { --- 59,60 ----(編集後) ! public class SimpleCube extends Sprite {
コンストラクタもクラス名もそれに合わせて変更。
*** 192,193 ****(編集前) ! public functionFLARTK_Example_Single_SimpleCube_PV3D() { --- 192,193 ----(編集後) ! public function SimpleCube() {
さらに、必要なファイルをコピーしてきます。
FLARToolKit_2_5_2プロジェクトの[resources]フォルダをコピーして、SimpleCubeプロジェクト内に貼りつけます。
結果的にこのような図になります。
これで最も簡単なサンプルが実行できると思います。
これで実行出来ることを確認してください。
ソースコードの解説は次回。