AlmaLinux 8.6
AlmaLinux 8.6 セットアップメモ
Section 2.1 Tool 準備
About
この後のいろいろなパッケージのインストールや設定確認、手順確認を行うのにPCをいちいちセットアップしていたら大変なので、仮想マシン環境を構築します。
VirtualBox と vagrant を用いた環境になりますが、boxも自分で作成してそれを使っていきます。誰かが作成したイメージでもいいのですが、ある程度カスタマイズした状態でbox化したかったりもするのでそのためのメモでもあります。
docker等のコンテナでよくね?って話もありますが、それはそれで別のメモで。
VirtualBox
無償で使用することができる仮想化製品の一つです。WSL 2 を使ってもいいのですが、いろいろ手間だったのでこれを使っています。
上記サイトからダウンロードして、インストールしてください。
バージョンは意識しなくてもいいようにしていますが、このメモでは、6.1.36 を用いています。 古いバージョンはダウンロードページ内のVirtualBox older buildsから取得できるので、周りと環境を合わせる場合は、最新ではなく、過去のバージョンから選択することも必要です。
なお、LinuxカーネルとVirtualBoxの組み合わせに何かあるのか、古いとダメとかもありそうなので、うまくいかない場合はバージョンを変えてみるなどしてみてください。
vagrant
仮想マシンの立ち上げや設定、コンソールへのログインなど、仮想化アプリで開くWindowを意識せずにいろいろやるためのアプリです。
上記サイトからダウンロードして、インストールしてください。
これもバージョンは意識しなくてもよかったと思います。
このメモにおいては、2.2.19 を用いています。
powershell 7
windowsに標準的に入っているpowershellの最新版(2022-08時点)。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/powershell/scripting/install/installing-powershell-on-windows
上記サイトからmsi形式のファイルをダウンロードするなりしてインストールしておきましょう。
vagrant の操作はこれを使って行っていきます。
packer
packer by HashiCorp ということで、環境構築ツールなのですが、vagrantで使う、仮想マシンのパッケージ、boxを作成するために使います。
このメモで用いる本命ツール。
インストーラーはないので、zipをダウンロードして展開、適当場所に置くという感じです。
パスなどの問題に躓きたくないのでC:\vagrant フォルダを作成してその直下にpacker.exeを置きましょう。
最終的にいろいろ作るとフォルダ構造は下記のようになります。
[-] C:\
`--[-] vagrant
|--[+] box
|--[+] iso
|--[+] packer-almalinux-8
`-- packer.exe
box フォルダ内には作成した box ファイルを保管する場所だと思ってください。
AlmaLinux 8.6 iso ファイル
AlmaLinux の公式サイトからダウンロードします。
めったに変わらないと思うので下記がダウンロードサイトへのリンク集。
- AlmaLinux ISOs links
https://mirrors.almalinux.org/isos/x86_64/8.6.html
mirrorサイトからAlmaLinux-8.6-x86_64-minimal.isoとCHECKSUMをダウンロードしてください。どちらも、vagrant\isoに保存します。
詳細は次で。