公開日:2022/7/18 0:00:00

AlmaLinux 9

AlmaLinux 9.0 セットアップメモ

Section 2.1 Tool 準備

About

この後のいろいろなパッケージのインストールや設定確認、手順確認を行うのにPCをいちいちセットアップしていたら大変なので、仮想マシン環境を構築します。

VirtualBox と vagrant を用いた環境になりますが、boxも自分で作成してそれを使っていきます。誰かが作成したイメージでもいいのですが、ある程度カスタマイズした状態でbox化したかったりもするのでそのためのメモでもあります。

docker等のコンテナでよくね?って話もありますが、それはそれで別のメモで。

VirtualBox

無償で使用することができる仮想化製品の一つです。WSL 2 を使ってもいいのですが、いろいろ手間だったのでこれを使っています。

https://www.virtualbox.org/

上記サイトからダウンロードして、インストールしてください。

バージョンは意識しなくてもいいようにしていますが、このメモでは、6.1.36 を用いています。 古いバージョンはダウンロードページ内のVirtualBox older buildsから取得できるので、周りと環境を合わせる場合は、最新ではなく、過去のバージョンから選択することも必要です。

なお、LinuxカーネルとVirtualBoxの組み合わせに何かあるのか、古いとダメとかもありそうなので、うまくいかない場合はバージョンを変えてみるなどしてみてください。

vagrant

仮想マシンの立ち上げや設定、コンソールへのログインなど、仮想化アプリで開くWindowを意識せずにいろいろやるためのアプリです。

https://www.vagrantup.com/

上記サイトからダウンロードして、インストールしてください。

これもバージョンは意識しなくてもよかったと思います。

このメモにおいては、2.2.19 を用いています。

powershell 7

windowsに標準的に入っているpowershellの最新版(2022-07時点)。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/powershell/scripting/install/installing-powershell-on-windows

上記サイトからmsi形式のファイルをダウンロードするなりしてインストールしておきましょう。

vagrant の操作はこれを使って行っていきます。

packer

packer by HashiCorp ということで、環境構築ツールなのですが、vagrantで使う、仮想マシンのパッケージ、boxを作成するために使います。

このメモで用いる本命ツール。

https://www.packer.io/

インストーラーはないので、zipをダウンロードして展開、適当場所に置くという感じです。

パスなどの問題に躓きたくないのでC:\vagrant フォルダを作成してその直下にpacker.exeを置きましょう。

最終的にいろいろ作るとフォルダ構造は下記のようになります。

[-] C:\
 `--[-] vagrant
     |--[+] box
     |--[+] iso
     |--[+] packer-almalinux-9
     `-- packer.exe

box フォルダ内には作成した box ファイルを保管する場所だと思ってください。

AlmaLinux 9 iso ファイル

AlmaLinux の公式サイトからダウンロードします。
めったに変わらないと思うので下記がダウンロードサイトへのリンク集。

mirrorサイトからAlmaLinux-9.0-x86_64-minimal.isoCHECKSUMをダウンロードしてください。どちらも、vagrant\isoに保存します。

詳細は次で。