NyARToolKit
NyARToolKit for Unity
Section 1 開発環境構築
About
まずは、Unity上でARアプリケーションを開発するための環境を構築します。
UnityとNyARToolKit for Unity についてセットアップします。
なお、今回使用しているOSは Windows 7 Professional SP1(64bit)です。
開発に必要なソフトウェア
開発にはUnityとNyARToolKit for Unityが必要になります。 これらは、それぞれ下記のサイトで配布されています。
- Unity
- [Unity - Game Engine](http://unity3d.com/)(unity3d.com)
- NyARToolKit for Unity
- https://github.com/nyatla/NyARToolkitUnity
今回はそれぞれ下記のバージョンを使用します。
- Unity
- Unity 4 version 4.2.0f4
- NyARToolKit for Unity
- version 4.1.1
Unityのインストール手順や環境構築については参考になる本が多く出ているのでそれらを参考にしてください。
NyARToolKit for Unityはダウンロードしたら適切な場所に保存しZIPファイルを展開してください。
Unityの新規プロジェクト作成
今回の説明ではUnityのプロジェクトを保存する場所をC:\UnityWorkspaceフォルダにしています。標準で使用される場所や、それ以外の場所を使用する場合は適宜読み替えてください。
Unityを起動して、メニューから[File]->[New Project…]と辿って新しいプロジェクトを作成するWizardウィンドウを開きます。
C:\UnityWorkspaceフォルダにNyARToolKit-Labフォルダを作成して、その場所を指定。[Create]ボタンをクリックしてUnityプロジェクトを作成します。
Unityのレイアウトを[Tall]に変更しているため使っている環境と異なる場合があります。 Unityに慣れていない場合は、右上にあるセレクトボックスからレイアウトを変更して同じ状態にしてください。 そうすることで迷いなく操作できると思います。
NyARToolKit for Unityのインポート
NyARToolKit for UnityはUnity package file形式で配布されているので、インポートするだけで使用できます。 メニューバーの[Assets]->[Import Package]->[Custom Package…]と辿って下さい。
あらかじめNyARToolKit for Unityを展開しておいたフォルダからUnity package fileを選択してください。
インポートするファイルを選択する画面になるのですべてにチェックが入っていることを確認して[Import]ボタンをクリックしてください。
インポート処理が終わったら下図のようになります。
これでサンプルを実行するための手続きが完了したので次はサンプルの実行に移ります。