公開日:2013/8/25 0:00:00

NyARToolKit

NyARToolKit for Unity

Section 2 サンプルシーン

About

UnityとNyARToolKit for Unity についてセットアップが終わったのでサンプルを実行したいと思います。 いきなりスマートフォンで実行してもトラブルが起きかねないので、まずはウェブカメラを接続したWindows上で動作するアプリケーションとして実行します。

なお、今回使用しているOSは Windows 7 Professional SP1(64bit)です。 また、ウェブカメラはLogicool® HD Pro Webcam C920を使用しますが、他のメーカーのウェブカメラでも動作します。

サンプルプロジェクトについて

ProjectビューをOne Column Layoutに変更して一覧を見るとsampleというフォルダがあるのに気がつくと思います。

Project view

このフォルダ内にあるサブフォルダがそれぞれサンプルとなっています。内容は下記のとおりです。

フォルダ内容
SimpleLiteマーカーの上に箱(Cube)を表示するARToolKit定番のサンプル。
SimpleLiteM複数マーカーを使う場合のサンプル。
MarkerPlaneマーカー上に箱を表示し、マウスなどで箱をマーカー平面上で移動できるようにしたサンプル。
ImagePickup識別したマーカーの画像を取得するサンプル。領域を広げるとその周辺まで取得します。
JpegFileウェブカメラからの映像ではなく、静止画に対してマーカー識別を行うサンプル。

使い方はすべてそれぞれのフォルダ内にあるシーンファイルをロードして実行するだけです。 今回はSimpleLiteを使って実行までを説明します。

SimpleLite実行

SimpleLiteのフォルダからシーンファイルを選択してダブルクリックしてシーンを開いてください。

Project view

現在開いているシーンを保存するか問われることがありますが、適宜処理してください。 SimpleLiteのシーンが開けば下記のような画面になると思います。

Unity - SimpleLite.unity - NyARToolKit-Lab

あとはウェブカメラが接続されていることを確認してから実行してください。

Unity - SimpleLite.unity - NyARToolKit-Lab

画角が酷いことになりますが、左端にアスペクト比を設定できるセレクトボックスがあるので4:3を選択すれば正しい比率で表示されるようになります。

Unity - SimpleLite.unity - NyARToolKit-Lab

他のサンプルも同じようにシーンをロードして実行するだけなので試してください。 次はSimpleLiteのコードについて説明します。