podman for windows
Section 1 podman for windows install
概要
コンテナツールの podman (https://podman.io/) を Windows 環境にセットアップしていきます。
ここでセットアップしている環境は下記の通り。
- Windows 11 Pro (21H2)
- WSL 2 (Windows Subsystem for Linux)
- powershell 7
- podman v4.2.0
既に WSL を利用している場合や docker を入れていた場合は、podman だけインストールすれば良いかもしれません。
事前準備 - powershell 7
podman コマンド等を実行するのに、人によってはコマンドプロンプトよりは使いやすいと思うのでこれをインストールします。
公式サイトを参考にしてください。
ページ内の「Installing the MSI package」にある、PowerShell-7.2.6-win-x64.msi を github のサイトからダウンロードしてインストールすれば良いと思います。
Installing PowerShell on Windows(docs.microsoft.com)
因みに、podman の公式サイトでは、最近の”Windows Terminal”をお勧めされています。Windows Store か winget でインストールしてくださいと……
事前準備 - WSL
podman は Windows Subsystem for Linux 上で動作するっぽいので入れなければなりません。 WSL が有効になっていない、Linux が使えるようにしていないという状態で podman の初期化を行うといろいろ大変だったので、最初に有効化、セットアップしておきましょう。
手順は公式サイトなどを参考にしてください。
Windows Subsystem for Linux に関するドキュメント(docs.microsoft.com)
ポイントは、powershell を管理者として実行することです。しないと wsl --install
がヘルプを表示して終わる……
ubuntu を使うわけじゃないので、再起動後のユーザー名やパスワードは適当に設定しておいて、ターミナル的には logout か Ctrl+d で終了させましょう。
また、Windows10 とか 11 でもアップデートされていないものや無効化されているなんて場合は、ページ内の「以前のバージョン向けの WSL 手動インストール手順」を追いかけることになると思います。
podman インストール
Github にあるリリースページから対象バージョンの Assets 内から「podman-vx.x.x.msi」というのを探してダウンロードします。
Github containers / podman - release
msi 形式のインストーラーなので実行してインストールしましょう。
ここまでのまとめ
必要なものはインストールできたので、次は初期化やどのように実行するかなどやっていきます。