NyARToolKit
NyARToolKit for Android
Section 4 実機接続確認
実機をUSBケーブルで接続してデバック環境を整備します。
この設定とデバックツールのDDMSの使い方を押さえておくと、実機のスクリーンショットが撮れるようになります。
指示があるまでUSBケーブルで端末とPCを繋がないでください。
実機の設定
HTC ARIA(日本語)とHTC Desire(英語)の画面で説明します。
メニュー(アプリケーション一覧)を開いて設定をタップ。
アプリケーションをタップ。
[不明な提供元](Unknown sources)にチェックを入れて、開発をタップ。
[USBデバッグ](USB debugging)をチェック状態にします。
これで端末の設定は終了です。
[不明な提供元]にチェックを入れるのは、デバック時に未署名のアプリを転送するためです。面倒でなければ開発時以外はチェックを外して下さい。
ドライバインストール準備
インストール前に、Desire、ARIA用の設定をinfファイルに追記します。
「C:\android-sdk-windows\extras\google\usb_driver」フォルダにある、android_winusb.infをエディタ(sakura editorなど)で開いてください。
下記のように編集します。
[Google.NTx86]
(中略)
;
; HTC Desire
%SingleAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_0BB4&PID_0C87
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_0BB4&PID_0C87&MI_01
;
; HTC DesireHD
%SingleAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_0BB4&PID_0CA2
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_0BB4&PID_0CA2&MI_01
;
; HTC ARIA
%SingleAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_0BB4&PID_0C92
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_0BB4&PID_0C92&MI_01
[Google.NTamd64]
(中略)
;
; HTC Desire
%SingleAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_0BB4&PID_0C87
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_0BB4&PID_0C87&MI_01
;
; HTC DesireHD
%SingleAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_0BB4&PID_0CA2
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_0BB4&PID_0CA2&MI_01
;
; HTC ARIA
%SingleAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_0BB4&PID_0C92
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_0BB4&PID_0C92&MI_01</ins>
編集後、保存してください。
なお、端末メーカーによっては、公式のUSBドライバが配布されています。
その場合は、各メーカーからドライバをダウンロードしてインストール又は、展開したフォルダを「C:\android-sdk-windows\extras」に移し、フォルダ名を端末名に変えておきましょう。
ドライバインストール
端末を設定した状態でUSBケーブルを使ってPCと接続してください。
接続後、しばらくすると下記のようにハードウェアが検出さますので、[ドライバソフトウェアを検索してインストールします(推奨)(L)]をクリックします。
検索が終わり、しばらくするとディスクを求められますので[ディスクはありません。他の方法を試します(I)]をクリックします。
なお、機種によっては自動的にインストールされる場合も有ります。
[コンピュータを参照してドライバソフトウェアを検索します(上級)(R)]をクリックします。
検索場所にC:\android-sdk-windows\extras\google\usb_driverを指定し、[サブフォルダも検索する(I)]にチェックを入れて[次へ]。
なお、端末メーカーからドライバをダウンロードした場合は、そのファイルを展開した場所を指定してください。
インストールが始まると、下記のような警告が出ます。 インストールしないとどうしようもないので[このドライバソフトウェアをインストールします(I)]をクリックして進めます。
インストールが完了したら[閉じる]
動作確認
コマンドプロンプトからddmsを実行する。
実行後、下記のような新しいウィンドウが開きます。
正常に端末とPCが接続できている場合は、Name欄内に接続している端末が表示されます。
されない場合は、PCを再起動するか、ADBサーバーを再起動してみてください。また、ドライバが正常にインストールされたか確認して下さい。
次は統合開発環境のセットアップです。